毎日使う布団には、寝ている間に発散した身体からの湿気が布団に吸着しています。その湿気量はおよそコップ一杯分と言われます。布団が湿気を含むと、温かさが失われるだけでなく、湿気とともに汚れを好み、布団に住み着きやすいダニの温床ともなるのです。布団を時々日光や風に当てて干すのは、何より布団内の湿気を発散させるためです。湿気が発散されれば、ワタが柔軟性を回復させ、温かさを取り戻し、布団をすみかとしているダニも繁殖させないようにできるわけです。

 日差しが短くなってくるときの布団干しは、風に当てることがポイントです。日光で干すより風で湿気を飛ばすようにします。朝10時頃から干し、遅くとも2時か3時までには取り込むのが肝心です。朝早く、8時頃では地面から発散する湿気がありますし、また3時を過ぎると、日が落ちてかえって湿ってくるからです。

 日差しのないときには、室内で椅子を2脚離して並べ、布団を椅子に覆うようにかけて干します。このとき窓をわずかに開け布団に風を入れます。これだけでも湿気が発散されます。

 湿気が少なくなれば、布団が好きなダニの生息も減ることになるのですが、ダニの死骸は布団に残ったままです。この死骸がアレルギーの原因になるとも言われますので、湿気を除いたときは、ダニ死骸除去も併せてやっておきましょう。

 温かさが大切な冬の寝具ですから、時々は干してダニ死骸を除く手入れを忘れずに。


文章出處:布団を干し、掃除機をかける/2007-11-22 朝日新聞社





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